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平成30年度「女性が輝くTOKYO懇話会」 情報通信業編

ゲストプレゼンテーション 増田 恭子 氏(株式会社NTTドコモ)

資料【PDF】

(株式会社NTTドコモ 増田 恭子 氏)

株式会社NTTドコモ 増田 恭子 氏○私のキャリアストーリーや普段感じていることについてお話しさせていただく。

【NTTドコモを選んだ理由】

○就職活動をしているときに、一般の街を歩く人たちが使ってるものに何かしら携わりたいと思っていた。それは一般の消費財でもよかったし、器械みたいなものでもよかったが、当時はFOMA、第三世代のFOMA端末がサービスをスタートするころで、技術の塊の象徴的なものがFOMA端末だった。そういうところに興味があってドコモを選んだ。今の業務は、Androidのスマートフォンの端末の企画や開発業務を担当している。また、今5Gというキーワードもあるので、5Gに向けてスマートフォンとして何をやっていくかなども検討しているテーマの1つ。

【キャリアストーリー 前半】

○入社したときは開発部、FOMA端末の開発をする拠点に配属になった。いくつかの技術の要素を担当するということと、プロジェクト管理業務で、100人規模のプロジェクトをまとめていく業務をしていた。写真にあるのが、当時私が担当した最初の端末でP2102Vというパナソニックの携帯で、テレビ電話ができる商用機として出したもの。当時、この業務をしている中ですごく大事だなと思ったのは、直接足を運んで情報を得る積極性。
開発の業務を4年ほど担当した後、営業の部門に異動した。当時、開発から営業というキャリアは会社の中でなかったが、業界が変わっていく中で、いろいろ現場の感覚を知ることが大事だということで営業の業務に携わった。全く業務は違うもので、東京にあるドコモショップのルート営業を担当をしており、ドコモの代表として、いろいろな施策や販売目標などの話をドコモショップの方々にお話しするという業務をしていた。ここで非常に学んだのは、やはり自分1人だと分からないことが非常に多く、バックヤードにいる専門部隊の方々が多くいたので、積極的に支援を頼むことで、チームとして業務をしていくということ。

【キャリアストーリー 後半】

○1年の育児休暇をいただき復帰した後のいろいろな学びについてお話する。時短の勤務を1年半ほどやったが、非常に忙しいサービス企画をする部門にいたため、忙しい業務の中で限られた時間を有効に使うということに試行錯誤しながらやっていた。時短であるということをあまりネガティブには捉えずに、時短であるからこそ、自分でやれることというのを見つけてチームに貢献するということ。あとは、忙しくてみんなすごくピリピリし始めるが、どのようにポジティブなマインドでやっていくかといったチームづくりを意識しながら業務をしていた。
時短勤務を終えて1年半ほどでフルタイムに復帰し、その後、今の課長職にステップアップをした。育成される側から、今度は自分でチームを見ていく育成する側に変わり、自分の強みを知って、私らしいリーダーシップをつくっていくことを意識している。個の得意を生かしてながらチームをつくっていくことを意識し、ただ、やはり実践でやっていくとなかなかそうスムーズにはいかない、いろいろ壁も感じながら、リーダーシップをどのように発揮していくか取り組んでいる。
いくつか写真を載せたが、フルタイム復帰したあとで、自分の業務を超えて何か活動ができないかということで、いくつかの活動をしている。日本女子経営大学院という、女性だけの大学院があり、そちらに半年ほど通ってビジネスのことを学び、国際学会でプレゼンする機会もいただいた。そのような社外での活動もしている。

【NTTドコモの取組】

○ドコモでは女性の社員が3割程度いるが、そのネットワーキングを図る、そして個々の持っている能力をどんどん上げていくための取り組みとして、階層別のプログラムを多くやっている。若い世代だと5年目ぐらいの社員が15~16年目ぐらいの担当課長との交流を図りながら、キャリアアップの議論を重ねていくなど。例えば、担当課長だったら担当課長同士の横のつながり、ネットワーキングを取れるような仕掛け、仕組みを充実して実施している。
先日、その取り組みの中で各組織長との役員交流会があり、私も実際に役員の方々と直接お話をしながら、普段の会議だと聞けないお話をさせていただいたり、その会がきっかけで、そのあとも個別に相談することができた。このような縦横のつながりをつくるプログラムを実施している。

【10年プランのススメ】

○このような取組の中で私がここ数年、大事だなと思いながらやっていることを2つ紹介したい。  「10年プランのススメ」と書いているが、今、自分がいる立ち位置から10年先ぐらい、自分が何をしていきたいかをイメージしながら、キャリアを描くということが大事だと思っている。その中で、子供や、両親がどのようなステージになるかも予測しながら、アクセルを踏める時期とブレーキを踏まなければならない時期が来ると思うので、そのような時期を予測しながら自分の活動をしている。
先ほどお話しした社外活動をやっていた時期は、子供も保育園の高学年だったため、まだ小学校前の安定している時期だった。幸い両親も元気なので、自分が時間をつくってチャレンジができたのがこの時期。今後この先を考えると、子供の受験やもしかしたら両親が病気になるかもしれない。それを考えると、例えば、この1~2年はブレーキを踏もうとか、落ち着いてきたらまたアクセルを踏んで、自分のキャリアアップを目指していこうみたいなことをいろいろ考えている。先々を想像しながらプランを描いていくっていうことと、何かチャンスが来たらまずは飛び込んでみる、チャレンジしてみるということを心がけている。

【外部利用のススメ】

○「外部利用のススメ」についてお話しさせていただく。自分の時間をつくるためというところが、スタートだったが、週1~2回、外部のシッターサービスを利用したり、両親や友人にお願いをして子供見てもらうことで、海外出張にも行っている。ある週の1週間ということで表に書かせていただいた。このように仕事に集中し、家に帰ったら子供と一緒にいると。なるべく子供の時間を大切にしたいが、やはり自分のやりたいことを第一に私は考えたいなと思っていたので、自分の時間をどのようにつくるか、そのつくった時間で社外の活動ですとか、仕事にあてるということを工夫してやってきた。

○ただ、子供と一緒にいれる時間がここ最近、少なくなっている。平日は朝30分から1時間ぐらい、夜はお迎えに行ってから寝るまでの2時間半ぐらいになってきてしまい、もう少し子供との時間をつくって、例えば、少し勉強見てあげるとか、そのようなことを今はするべきかなというのがだんだん私の家庭の中では重きが変わっている。なので、学童のお迎え時間を少し早めたり、在宅勤務を使うことで、子供との時間をなるべく取っていこうかなと思っている。さっきお話ししたブレーキを踏む時期というのが、もしかしたら今の時期なのかもしれないなと考えているところ。

【まとめ】

○育児との両立ということで申し上げると、外部のサービスや、すきま時間をうまく使って、自分の時間や、子供との時間を豊かな時間にしていくことがポイントになるかなと思っている。また、両立しながらキャリアを歩むヒントとしては、先々を見て、10年後ぐらいを見て、アクセルを踏める時期にしっかりアクセル踏んでいくことが重要になるかなと考えている。

(治部 氏)

増田 氏○個人的に印象的なのは、増田さんにとっては当たり前だったかもしれないが、時短勤務を終えて1年後に課長に昇進されているということで、これは、時間制約を意識しながらもパフォーマンスをきっちり出されていたからかなと思う。つまり能力が高いからかなっていうこと。それと、会社側が、増田さんが時間の中でパフォーマンスを出されてることをきちんと評価していたのかなというところが印象に残った。
きっと大変なこともあったと思うが、だから難しいということではなく、持てる資源をどのように活用して、今はアクセルを踏むんだ、今はブレーキを踏むんだということを自己決定してらっしゃるところが素敵だなと思った。
知事は、増田さんのお話どのようにお聞きになったか。

(小池知事)

○鳥の目で自分のことをご覧になったり、ライフステージに応じて子供との対話の時間をどう確保するかなど、工夫していらっしゃることに感心した。特に10年というのは1つの単位で、私も振り返ってみると10年単位、もしくは、干支の12年単位ぐらいでいろんなことが、世の中も変わってくるし、自分自身も変わるということがある。ご両親の年齢も書いてあって、そうやって今後のことを予見しながら進めていくっていうのは、だいたい人生って予定が狂うのが人生なんだけれども、でも、そうやって色々とライフステージを考えられているというのは、仕事の面でもおそらくそういう風にやってらっしゃるのかなと思った。
そして、このような所があるんだと思ったのが、日本女子経営大学院。これはどのような組織で、どのようなことを学ばれるのか伺いたい。

(増田 氏)

増田 氏○2015年につくられた組織。大学院という名前はついているが、団体としては文部省認可の大学というよりは、社会人向けに学びを提供している組織。半年間のプログラムで、週末、各週土曜日で半年間で24回、1日かけて学びをして、1日×24回で学びをしていくもの。
MBAで、いわゆる2年間かけて取るようなプログラムを、少しずつ学んで、かいつまんでいくもので、マーケティングや、会計、経営戦略のような学びもあれば、自分をどのように知るか、自分の能力を生かしていくことや、自分がどのような傾向があって、他者に対してどのようにコミュニケーション取っていくともっと良いかといった、コーチングのような要素もあったりする。リーダーシップを取るために必要な要素を、広い視点で少しずつ学んでいく、そこで興味があったら、またそこをぐっと深く、その後の自己学習などでやっていくようなプログラムになっている。

(小池知事)

○経営大学院で学ばれて最も印象的だったことは何か。

(増田 氏)

○自分を知るというところで、ストレングスファインダーというツールを使って自己分析をしていくことが、私は学びが深かった。なぜかというと、今までの自己分析は、自分で想像しながらやってみることが多かったが、ツールを使ったり、第三者にコーチに入ってもらうことで、今まで自分が知らなかった面を客観的に評価してもらえる。自分としては当然、他の人もできるだろうと思っていたことが、いやあなたが特別にできるんだということを教えていただいたりした。それがチームメンバーに対しても同じような目線で見ることで、この人はここが他の人より秀でているんだということを他の人に対しても言えるようになってきた。チームとして、またお互いのいいところを評価し合える、褒め合えるということにつながることができたので、その学びが一番深く心に残っている。

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